-
外来・発達相談 | 2022.08.01
見落とさないで!赤ちゃんたちの貧血(鉄欠乏性貧血)について
発達への影響や、いらいら、不眠... それ、貧血が影響しているかも?! 赤ちゃん(生後9~10ヶ月位)の4~5人に1人は貧血(鉄欠乏性貧血)が見られ、 さらに貧血にまで至らない「鉄欠乏」も、かなりの数いると考えられます。 週数に対して、からだが小さく生まれたお子さんや、週数が早く生まれたお子さんは 生後半年ぐらいで貧血が進んでしまっている場合があります。 乳幼児の貧血はゆっくりと進行し…
-
外来・発達相談 | 2022.06.30
乳腺炎について
お母さんたちの発熱トラブルや、乳腺炎疑いの駆け込み受診が増えています。 確かに考えてみると、このコロナ禍で、発熱を伴う状態で、気軽に受診できる医療機関が減少しているようです。 元々、乳腺炎を疑う場合、助産師さんがいて、処置もできる産院に受診することが多いと思いますが、コロナの疑いを考慮すると、もしかすると、産院では診察を断られる可能性もあるかもしれません。 また、感染症の診察ができる内科さん…
-
外来・発達相談 | 2022.06.02
プールが始まる前に水いぼの治療を!
さて、いよいよ夏らしい気候になってきましたね! コロナで中止になっていたお子様たちの水遊びが再開される連絡もチラホラ・・・✨ 園に通ったり、スイミングに通っているお子様で、 「『(水いぼがある方は)うつるものかどうか、一度診て貰ってくださいね』とお知らせがある時期かもしれません。 〇 水いぼの特徴 直径1~5mmほどの半球状に小さく盛り上がった形で、 やや赤みを帯びた白から肌とあまり変わらない色(…
-
外来・発達相談 | 2022.01.30
赤ちゃんこどもの「風邪」について②
こんにちは。院長です。 前回の「赤ちゃんこどもの「風邪」について」の続きを書いていきたいと思います。 抗菌薬について じきはらこどもクリニックの院長をしているときは、時々しか感じることがありませんでしたが、 PASSOを開業してからは、抗生物質乱用されすぎている印象のある患者さんを、ちょくちょく見かけます。 お薬手帳を拝見すると、オラペネムなんて、重症児にしか使わないような抗菌薬をガンガン…
-
外来・発達相談 | 2022.01.22
赤ちゃんこどもの「風邪」について
こんにちは。院長です。 さて、今回は小児科の真髄!「風邪」の受診についてです。 初めて風邪を引いたとき、どこを受診するべきか、悩みますよね。 鼻水だけであれば、耳鼻科を受診される方も多いのではないでしょうか。 小児科医として、子供、特に初めての風邪、2歳未満の風邪について、 受診するべきクリニックの選び方の一般論について、お話しておきます。 (当院では風邪外来は、基本的にはかかりつけ患…
-
外来・発達相談 | 2022.01.06
しもやけについて
こんにちは!院長です。 さて、今回は「しもやけ」についてです。 しもやけは、"凍瘡"と書いて、"とうそう"と読みます。 この時期ぐらいから冷えてしまうと、血流の悪い幼児期に特にできやすいものです。 冷たい床で裸足で過ごすことが多いとよくできています。 寒い中よく子供が頬っぺたを真っ赤にして遊んでいますが、実はあれもしもやけです。 【予防の方法について】 マッサージをしたり、冷えないよう…
-
外来・発達相談 | 2021.12.25
早産児とシナジスについて
早産児 特に 「Late preterm」 在胎34週35週36週で出生したお子さんたちのフォローについてです。 多くの施設で1か月後や4か月ぐらいまでの健診で終了してしまっていますが、貧血、くる病など、評価が必要な児が多くいます。 実は小さく生まれたお子さんには特性があり、離乳食の開始時期や、健診など、ポイントのタイミングが少しずれてきます。 お子様の成長は人それぞれです。ぜひ定期的に、信頼…
-
外来・発達相談 | 2021.12.20
臍ヘルニア(でべそ)について
こんにちは。院長です。 最近多い「臍ヘルニア」とは?! ...いわゆる「でべそ」ですね。 元々の臍の高さがあるタイプの方、腸がヘルニア孔から頭を出していて、いきむと出てくるタイプの方がいます。 どちらも"でべそ"と表現しますが、特に後者のいきむと出てくるタイプは注意が必要です。 臍ヘルニアは、特にNICU卒業生の早産児に多いので、新生児科医は携わることが多いのですが、 正期産のお子さ…
-
外来・発達相談 | 2021.12.10
冬場の汗疹について
こんにちは!院長です。 急激に冷え込んできましたね。こうなると急激に増えるのが"あせも"だったりします。 冬に「あせも」なんて意外かもしれませんが、赤ちゃんや子供たちは、冬でも大量に汗をかいています。 手足が冷えて、どんなに寒かろうと、汗をかくものだと考えて下さい。 それが蒸れてしまうと、いくら冷えていても"あせも"になります。 どうしても冷えてしまい、明らかに寒い場合、内側は通気性の…
-
外来・発達相談 | 2021.12.10
くる病と頭がいろうについて
この10年「くる病」を疑う乳幼児が増えています。 「くる病」はビタミンDが不足することでおこり、足の骨がO脚に変形し歩行しづらくなることもある病気です。 くる病 お母さんたちのビタミンD不足→胎内で不足→骨の形成が不十分になってしまいます。 妊娠中からのケアが必要で、生後1か月からの補充が有効です。 医療施設限定発売のビタミンDのサプリがおすすめになります。 ※当院はビタミンDサプリの「B…
-
〒560-0004
Tel. 06-6152-9120
豊中市少路1-2-7 リッツサントノーレ2階 - はじめての方へ