見落とさないで!赤ちゃんたちの貧血(鉄欠乏性貧血)について
発達への影響や、いらいら、不眠...
それ、貧血が影響しているかも?!
赤ちゃん(生後9~10ヶ月位)の4~5人に1人は貧血(鉄欠乏性貧血)が見られ、
さらに貧血にまで至らない「鉄欠乏」も、かなりの数いると考えられます。
週数に対して、からだが小さく生まれたお子さんや、週数が早く生まれたお子さんは
生後半年ぐらいで貧血が進んでしまっている場合があります。
乳幼児の貧血はゆっくりと進行し、症状が明確でない場合が多く、
親のみならず小児科医でさえ見落とすことがあります。
顔色不良、生気がない、食欲がない、などで気づくことはむしろ少なく、
いずれも予防が重要で、タイミング的には生後4か月ぐらいで採血を行い、血清鉄を調べる必要があります。
ヘモグロビンの検査値だけで鉄剤の内服をすると、鉄過剰となり危険な可能性がありますので、血清鉄の評価が必要です。
こんな症状ありませんか?
~乳幼児の貧血の主な症状~
・顔色が青白い
・唇の赤みが薄い
・目の粘膜(下瞼の裏)の赤みが薄い、白っぽい
・食欲や元気がない、疲れやすい
・ぼーっとしている、周囲への無関心
当てはまる項目があればお気軽にご相談ください。
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外来・発達相談 | 2022.08.01