RSウイルスの当院での治療について
こんにちは。院長です!
2年前の講演会で、私の小児科1年目の時にお世話になった横浜南共済病院の部長をされていた
成相先生の講演を拝聴した際、漢方が予防に効果的で使用されているとお話されていました。
実は私も7、8年前から早期に麻黄湯や麻杏甘石湯を飲ませて経過を診ることをしていて、
生後6ヶ月以内のお子さんで、鼻水が出始めて二日以内に麻黄湯を飲んでもらうと予防効果があると感じていたので、
同じような治療法をされていることを聞いて心強く思った記憶があります。
6ヶ月未満で風邪をひいて1,2日目でPASSOクリニックに来られて
麻黄湯や麻杏甘石湯を内服して症状が改善したように感じられたお母さんもいるのではないでしょうか。
大事なのは1,2日目で麻黄湯を飲み始めることです。
そのためには聴診が非常に大事であり、早めに小児科に来てほしいなと思います。
特にシナジスを投与する必要があるようなお子さんは特に早めに受診していただくと良いと思います。
4か月ぐらいまでは、赤ちゃんたちも意外と好んで飲んでくれたりします。
むしろ甘いシロップとかを嫌がる傾向があります。
一般的に風邪薬として出るムコダインやオノンは6ヶ月未満の小さいお子さんには特に効果がないように感じています。
ポイントがばらけてしまいましたが、要は、風邪を引いたかな?と思ったら、
小さいうちは早めに小児科を受診していただく事や、
シナジスの投与が可能な方は、早めにシナジスを受け始めておいていただく事が大事だと考えています。
RSウイルスも流行していますし、ご心配な事、聞きたいことがありましたら、ぜひご質問お待ちしております!
STAFFブログ | 2024.03.15