RSウイルスの漢方について(院長ブログ)

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RSウイルスの漢方について(院長ブログ)

🦠 RSウイルスが流行しています(直近1~2週間)

保育園などでRSウイルスの流行がみられます。呼吸が速い/苦しそう/ミルクが飲みにくい等があれば、早めの受診をご検討ください。

RSウイルス流行状況と漢方の臨床経験(院長より)

こんにちは、院長です。最近、周囲の保育園でRSウイルスが流行しています。

対応は早ければ早いほどよいですが、「早く気が付ける症例」は重症例が多いというのも現状です。

それでも、麻杏甘石湯や麻黄湯という漢方を内服していると改善が早かったりするので、漢方と言う選択肢も大変おすすめです。

ここでは、当院での臨床経験を中心に、受診の目安や当院の方針をお伝えします。

🧪 麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)について

この10年の診療で、RSウイルスによる細気管支炎のごく初期(発症~2~3日目)に、麻杏甘石湯が奏功し、入院回避につながったと考えられる症例をいくつか経験しています。
もちろん全例で効くわけではありませんし、重症度やタイミングによって効果の実感は異なりますが、早期から内服できると改善が早い印象です(院長の臨床経験)。

💨 気管支拡張薬が効きにくい理由

乳幼児の細気管支炎は、細い気道(細気管支)が主座です。細気管支には平滑筋が乏しいため、平滑筋をゆるめるタイプの気管支拡張薬(ホクナリンテープやメプチン等)は効果が出にくいことが知られています。
臨床では、咳や喘鳴を少しでも楽にしたい願いから併用されることもありますが、実際はほとんど効き目が乏しい・限定的な場面が多いのも事実です。

🌿 麻黄湯(まおうとう)への期待

麻黄湯はRSウイルス感染症の重症化を防ぐ効果があるかもしれないとの大学病院の研究結果もあり、生後6か月までの赤ちゃんで、鼻水が出始めたタイミング麻黄湯を内服すると、鼻づまりの改善に加え、重症化を抑える可能性を示唆する報告もあります。
当院では、診察のうえで適応を判断し、必要に応じて漢方を提案しています(効果・副作用は個人差があり、診断と説明が前提です)。

🏥 PASSOの方針と受診タイミング

  • 風邪の引き始め(鼻水が出て1~2日目)に受診いただけると、重症化予防につながる可能性があります。
  • ただし、経過や体質で重症化するケースもあります。自己判断で様子見しすぎないことが大切です。

赤ちゃんの表情・呼吸の速さ/リズム・哺乳量など、赤ちゃんの様子に少しでも不安があれば、一人で抱え込まずに、まずはお気軽にご相談ください。

⚠️ すぐ相談・受診・救急をおすすめするサイン

  • 呼吸が速い/苦しそう(肋や鎖骨の下が凹む・鼻翼呼吸など)
  • 哺乳や水分がとれない、おしっこが少ない
  • 顔色が悪い・ぐったりしている、反応が弱い
  • 喘鳴(ゼーゼー)が強い、止まらない咳
  • 無呼吸/チアノーゼを疑うような様子(至急!救急車)

📲 受診の流れ(ご予約はここから)

  • WEB予約:風邪症状や発熱の無い方は「外来(赤ちゃんこども外来)」
    風邪症状・発熱している場合は「発熱・風邪外来」を選択してください。
  • WEB問診:来院前に症状や経過をご入力ください。

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※本記事は院長の臨床経験に基づく内容を含みます。お薬の可否・用量・併用は診察に基づく個別判断となります。自己判断での服用はお控えください。

STAFFブログ | 2025.09.10

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