BCGの打ち方
今日はBCGの打ち方についてです!
子供たちを見ていると、いろいろな場所、打ち方をされています。
斜めになってしまったり、1回目と2回目の距離が離れていたり...
前勤めていたところでもそうでしたが、なるべく綺麗に打ってあげたいので、
できるだけ距離を詰めて、きれいに並ぶように打ちたいと考えて工夫を重ねています。
◆ちょっと難しい例
〇パンみたいなむちむちの腕(とても可愛いですけどね!)
しわの部分が食い込んでいて、その部分には打てない
・・・必死でしわを伸ばして打ちますけどね。
〇動きが激しすぎて、ずれてしまう
・・・がっつり固定させていただきますが、
お母さんお父さんの協力が必要不可欠です。
〇BCGを打ちたい場所に湿疹があり、避けないといけない
・・・治療してからやりたいので、
生後4,5か月で、顔、前胸部、腕に湿疹があったら、
早めに診察に来てくださいね!
また、接種後、1,2か月で化膿してくることが多いと思いますが、
ひどいと痕が強く残ることがあります。
これは予防のしようがないので、できるだけ服に隠れる場所に打ってあげたいのですが、
肩に近すぎると、潰瘍化することがあり、危ないので、
注意しながら、なるべく見えにくいように、と考えて打っています。
本来打つ場所は決まっているので、その範囲でやっています。
あとは、打つ位置の調整で重要なのが、腕の固定位置。
これはスタッフによる固定の位置、角度、肘の角度などで大きく変わります。
腕を広げたときと下した時では、皮膚の位置が変わります。
腕を広げて前腕を回転させても皮膚の位置が変わります。
つまり、固定した位置で綺麗に打っても、おろした時の見た目とは違う可能性があります。
1回しかチャンスがありませんし、あまりそこまでご存じない方も多いだろうと思います。
もちろん目的はしっかり免疫を付けることで、角度がどう、とか悩む必要ないのかもしれませんが・・・
大人になるまで、しばらく消えることがありませんので、綺麗に打ってあげたい!
...そんな気持ちで、真剣にBCGを打っております!!
というわけで、BCGを打つ時に、きれいに打てたときには写真を撮らせていただけると助かります^^
ご予約は WEB予約→2回目以降の方→診察→予防接種 よりお願い致します。
外来・発達相談 | 2020.12.09