生後1,2か月の赤ちゃんのスキンケア

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外来・発達相談

生後1,2か月の赤ちゃんのスキンケア

✨スキンケアについて

 

こんにちは。院長です。

2か月未満でご相談に来られる内容で、一番多いのが、

風邪などよりも、スキンケア・湿疹についてです。

 

というわけで、今回はセルフケアとして、おうちでできることをご紹介したいと思います。

 

本題に入る前に乳児湿疹がなぜ起きるのか、原因を考えてみます。

 

生まれたての赤ちゃんたちの肌は、未熟で、センシティブです。

自前の汗、皮脂にもかぶれてしまいます。

初めて触れる物質にもかぶれてしまいます。

肌が弱いお子さんは、ほかのお子さんが大丈夫であっても反応してしまいます。

要はなんにでもかぶれる可能性があるわけです。

 

ではどうすればよいでしょうか。

 

予防の観点から言うと、優先順位順に

  • 原因を家から除去する
  • 原因を防ぐ
  • 予防的治療で抑え込んでしまう

のが考えられます。

 

原因の除去について

除去のしやすさも含めると、以下を原因として考えます。

 

石鹸:純粋な石鹸をおすすめします。

無添加と書いてあっても成分を見ると無添加ではないことが多く、

よくドラッグストアなどで見かけるものでよく見かけます。

植物由来のエキスなどが入っていないものがおすすめです。

泡で出てくるタイプの中には濃すぎるものも多く、泡タイプでも、

100均などに売っている泡立てネットを水に濡らしてさらに泡立てて使用することをおすすめします。

 

洗濯洗剤:一番重要なのが、柔軟剤をやめることです。

肌の感受性が強いお子さんは、大人もやめることで改善する傾向があります。

 

保湿剤:ものによります。肌質にもよります。

石鹸と同様に植物由来の成分が入っていると刺激が強いことがあります。

 

乾燥対策:乳液だけでは乾燥を防ぎきれません。

ある程度の油成分が必要です。安いワセリンは不純物が多く、赤ちゃんや子どもには避けたほうがよいでしょう。

逆にワセリンだけでは保湿できません。

 

保護:バリア成分(ウォータープルーフのシリコン)が入っていると、保湿だけではなく、刺激からの防御が可能です。

 

ダニ:最初のうちはあまり原因として考えることはありませんが、

将来的なアレルギーの原因となってしまうため、可能な範囲で除去をおすすめします。

実は一番ダニが多いのは掛布団だったりします。

 

食べ物の粒子:意外と多いです。

家族がすき焼きをした夜に赤ちゃんの肌が一気に真っ赤になったりします。

 

ぶつぶつがある程度できてしまったら、アレルギー発症予防の観点からも、

積極的に治す必要があり、お薬が必要です。

 

まとめ:肌が弱いお子さんは、石鹸、洗剤は無添加のものを使いましょう。

保湿剤は肌質に合わせて選ぶ必要があります。ご相談ください。

 

今回はスキンケアの方法についてお伝えしましたが、決して出来てしまった湿疹を治すための方法ではありません。

肌を治した後に、再発しないようにするのがスキンケアです。

ぶつぶつができているのに、スキンケアでなんとかしようと頑張ってしまうと、アレルギーになるリスクが高くなってしまいます。

湿疹が少しでもできてしまったら、まずは医療機関を受診してくださいね。

 

ご予約は「赤ちゃんこども外来」から、お気軽にご相談ください。

外来・発達相談 | 2021.07.26

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