乳児湿疹について

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乳児湿疹について

さて、そろそろ暖かくなり、汗をかくようになってきましたね。

汗はお肌の状況を悪くする場合もあります。

ちょっとでも、お肌の変化を感じたら、お気軽にご相談くださいね!

 

今日は「乳児湿疹」についてです。

 
生後1か月前後からでき始めて、生後2か月ほどでピークを迎えます。
大まかに以下のようなパターンに分かれますが、すべて皮膚の炎症であり、乳児湿疹といわれます。

 
パターン①

顔のジュクジュク、頭皮のジュクジュクからスタートし、肩、胸などに広がっていく。

放っておくと全身に広がっていく。
考えられる原因:肌への刺激(石鹸、洗剤、柔軟剤、乾燥、そのほか異物)、脂の分泌が多すぎる、スキンケア

 
パターン②

全身のカサカサガサガサ 特に手足。そのうち発赤と掻痒感が強くなり、ひっかき傷が絶えない。
考えられる原因:肌への刺激(石鹸、洗剤、柔軟剤、乾燥、そのほか異物)、体質、スキンケア

 
パターン③

関節部分だけカサカサガサガサ。赤くなり、そのうち、しわが切れてジュクジュクしてくる。
考えられる原因:肌への刺激(石鹸、洗剤、柔軟剤、乾燥、そのほか異物)、体質、スキンケア

 
パターン④

ニキビみたいな発疹がたくさん出てくる。パターン①に似ているが、ジュクジュクまでいかない。
考えられる原因:環境因子、体質、沐浴方法、家族の食べ物、たばこなどの嗜好品


湿疹の治療の基本は、しっかり治療して、1週間以内に皮膚がきれいになるかどうかチェックすることです。

そこで治りが悪い、治っていないケースの場合、原因をしっかり考え直す必要があります。

また、ステロイドをやめるとすぐに再発する湿疹についても同様です。

 
原因としては、
1 治療が間違っている(種類、量、使い方)
2 診断(湿疹に対する)が間違っている
3 原因を除去できていない
のどれかだと考えます。

 
この中で一番難しいのが、③の"原因の除去"です。

 
きれいな肌になってから、治療を減らし、きれいな肌を維持できるなら、それが原因の可能性が高くなります。

 
原因検索のためには、1回に1,2個しか除去はできないことと、きれいな肌で試さないと意味がないことから、

増悪したら再度治療が必要になり、時間がかかります。
どうしても体質など、原因が除去できない場合もあります。

その場合は、体質改善を目指し、漢方や、サプリ、栄養管理を行います。

 
よく使用する漢方
小建中湯、黄耆建中湯、ヨクイニン

漢方を飲む小児の場合、味がかなり重要で、上記3つは大体のケースで飲めるお薬になります。

ほかにもありますが、味がとにかくまずいので出しておりません(;^_^

 
よく使用するサプリ
BabyD:ビタミンDのサプリです。

母乳栄養児にはほぼ不足しているビタミンで、骨を作る(身長を伸ばす)ときに必要なビタミンとして有名です。

最近、多めに摂ると皮膚症状を改善する効果もありそうだと学会報告がありました。
日光を浴びるとコレステロールから合成されるビタミンですが、紫外線に対する過敏性や、将来的なシミ、皮膚がんのことを考えると、サプリからの摂取をおすすめします。

アルベックス:腸内環境を整える乳酸菌エキスです。乳幼児にも使えるサプリで、非常に酸っぱいですが、腸内フローラを整えます。

 

※BabyD・アルベックスは当院でも販売しております。

ご興味がある方は、受診された際にお気軽にお尋ねください。

 
栄養管理
蛋白質をしっかりとること、鉄分や亜鉛、セレン、ビオチンをしっかりとること。
実は、すべてがに入っています。卵を食べるといかに良いかわかります。
お母さんも含めてしっかり栄養を摂ることが大事です。

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はじめて「卵」を食べさせる時のための

「はじめてのたまご」という経口負荷試験のメニューもあります!

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→診察→はじめてのたまご から✨

 

離乳食を始めるにあたって、卵が一番不安な要素ではないかと思います。

早く始めたほうがアレルギーを予防できると知っていてもなかなか手が出にくいのではないでしょうか。

当院では医師、管理栄養士が付き添い、卵を食べてもらう"負荷試験"を行っております。

検査を行い、重症度が高いと考える場合は、専門病院へご紹介いたします。

【一番初めのご予約は、①診療のみ(次回からの注意点やスケジュール相談)②2回目以降のご予約より実食となります】

 

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赤ちゃん・幼児のお肌・皮膚トラブルは、

ぜひ小児科専門医お肌診断が得意なパッソクリニックまで✨

 

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とにかく、赤ちゃんのうちから、綺麗なお肌にしてあげる事で、

成長していく過程でのお肌の綺麗さが格段に違います。

大切なお子様のために、ぜひ、綺麗なお肌にしてあげましょう。

相談だけでも、お気軽にお越しください。

※お母さんのお薬もご一緒にお出しすることも出来ます。

お母さんの保険証もお持ち頂き、受付にてお申し付けください。

外来・発達相談 | 2021.04.18

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