先天性股関節脱臼(発育性股関節脱臼)について

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先天性股関節脱臼(発育性股関節脱臼)について

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昔は先天性股関節脱臼、今は発育性股関節脱臼と言っています。

足の長さが違うしわの数が違うなどで、お母さん方が気が付かれることが多い疾患です。

放置すると歩きだすのが遅くなったり、歩行後は片足を引きずったりすることで発見されます。

実は見逃しが増えている疾患でもあり、ちょっとでも疑わしかったら、専門医が診る必要があります。

 

おそらく開排制限は診ていても、オルトラーニ法で診ている事は少なく、さらに関節腔を触る医師はもっと少ないでしょう。

 

1か月健診で見つかるほどの重症例は少なく、徐々に進行してしまい、

1歳過ぎて歩き始めて初めて見つかることもあります。

なお、痛みなどの自覚症状はないといわれているため、それも発見が遅れるのを手助けしてしまいます。

 

実は、お雛巻きを間違った布でやってしまっている場合や、間違ったスリングの使い方をしている場合、

横抱き抱っこ紐を使用している場合、おむつカバーを間違った方法で使用している場合、進行する可能性があると言われています。

 

また、股関節脱臼が有ったお子さんは進行してしまうと、

将来、変形性股関節症を発症することがあり、予防や、早めの治療が必要です。

 

動画サイトなどで、間違ったお雛巻きのやり方を紹介していたり、

スリングを間違った抱っこの仕方をして堂々と紹介しているのを良く目にします。

 

医療スタッフが間違ったオムツのつけ方を指導している場合も見かけたことがあります。

 

医学的に正しいスリングのつけ方、抱っこの仕方などもご説明しますので、

抱っこ紐を初めて買ったら、ご相談にきてくださいね。

 

◆股関節脱臼の見分け方

骨盤位での分娩後に多い

羊水少なめ

女児

しわの数が左右で違う

仰向けでの自然に開く足の角度が左右で違う

などなど。

 

気が付く事、気になる事がありましたら、教えてくださいね。

クリニックで、簡単にチェックすることができますよ。

赤ちゃんの事で気になることがあれば、お気軽に赤ちゃん外来を受診してください。

外来・発達相談 | 2021.01.28

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