1歳未満のお子さまの「麻しん(はしか)」について~今ご家族ができること~

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1歳未満のお子さまの「麻しん(はしか)」について~今ご家族ができること~

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1歳未満のお子さまの「麻しん(はしか)」予防
〜PASSOクリニックからのお願いと、今ご家族ができること〜

こんにちは、PASSOクリニックです。

最近、大阪府内などでの「麻しん(はしか)」の感染報告のニュースを見て、ご不安に思われている親御さんも多いかと思います。

「うちの子はまだ1歳になっていなくてワクチンを打てないけれど、自費で早めに打ってもらえませんか?」というお問い合わせも増えてまいりました。

PASSOクリニックでは、原則として1歳未満のお子さまへの麻しんワクチン接種は行っておりません。

「どうして?少しでも早く守ってあげたいのに!」と思われるかもしれませんが、これにはお子さまの将来の免疫をしっかり守るための、重要な医学的理由があります。

なぜ1歳未満で打ってはいけないの?

① お母さんからのプレゼント(免疫)とケンカしてしまうから
生後半年〜1歳未満の赤ちゃんには、妊娠中にお母さんから分けてもらった「はしかの免疫(移行抗体)」がまだ体に残っていることが多くあります。
この時期にワクチンを打つと、お母さんからの免疫がワクチンの成分を先にやっつけてしまい、赤ちゃん自身の体で十分な免疫が作られずに終わってしまうのです。

【重要】将来の免疫が「弱く」なってしまうことが分かっているから
2024年〜2025年に発表された最新の医学論文でも、「1歳になる前に焦ってワクチンを打つと、その後きちんと1歳以降にワクチンを打ち直したとしても、将来的に作られる免疫が弱くなってしまう」というデータが明確に示されました。
今の不安を解消するために0歳で無理に打つと、小学校にあがる頃には免疫がすっかり落ちてしまい、結果的に将来お子さまをより大きな危険に晒してしまう可能性があります。

※「緊急避難的な対応」として0歳での接種が推奨されるのは、同居のご家族や通っている保育園で実際にはしかの患者さんが出てしまった(濃厚接触)という、本当に身近で切迫した状況のみです。

0歳の赤ちゃんを守るために、今ご家族ができること

では、ワクチンが打てる1歳になるまでの間、どうやって赤ちゃんを麻しんから守ればよいのでしょうか?

一番確実で効果的な方法は、「赤ちゃんの周りにいる大人(ご家族)が免疫をつけて、ウイルスを家庭内に持ち込まないこと」です。

親御さんご自身は、麻しんの免疫が十分にあるかご存知でしょうか?

実は、大人の世代はワクチンの制度変更などにより、接種回数が1回だけだったり、ご自身の免疫が時間とともに落ちてしまっていることが少なくありません。

そこで当院から強くお勧めしたいのが、親御さんや同居されるご家族が「麻しんの抗体検査」を受けることです。

血液検査でご自身の免疫が十分かどうか調べることができます。

そして、もし抗体が少ない(免疫が不十分)と分かった場合は、大人の方が速やかにワクチンを接種してください。

赤ちゃん自身に無理な負担をかけるのではなく、周りの大人がしっかり免疫を持ち、「見えない壁(繭)」となって赤ちゃんをウイルスから守り抜きましょう。

お子さまを一番守る方法は「1歳の誕生日」のワクチン接種です

ニュースを見ると焦ってしまうお気持ちは、痛いほどよく分かります。私たちも小児科医として、お子さまを感染症から守りたいという思いは親御さんと同じです。

周りの大人がしっかりガードをして1歳まで守り抜き、「1歳のお誕生日が来たら、最優先で麻しん風しん(MR)ワクチンを打つ」

これが、医学的に一番正しく、確実にお子さまを守る方法です。

PASSOクリニックは、一時的な不安への対処ではなく、お子さまの一生の健康を見据えた医療を提供してまいります。

ご自身の抗体検査のことなど、ご不安な点があれば診察の際にご遠慮なくご相談くださいね。

ご家族の接種歴や抗体検査についてのご相談も、お気軽にお声がけください。
赤ちゃん・幼児のことなら、PASSOクリニックへご相談ください。

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PASSOクリニック
院長 湯川 知秀

外来・発達相談 | 2026.04.27

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