動画の撮影・録音について
こんにちは。パッソのSNS担当です☆彡
当クリニックでは、SNSにて患者様へ、クリニックの情報を発信するために、
スマートフォンで診療時間内に撮影を行わせて頂くことがあります📷
お声掛けして、撮影させて頂く患者様、いつも快くご協力頂きまして、ありがとうございます!
その際、必ず個人情報の取り扱いについては、十分慎重に取り扱っております。
そんな、私から、改めて患者様へお願いさせて頂きたい事がございます。
\守ってほしい!/
当クリニックでは、患者様や職員のプライバシーおよび個人情報を保護するため、
クリニック内で、患者様のカメラ・スマホ等による
診療中や予防接種等の「動画撮影・録音」を原則お断りしております。
皆さん、「デジタルタトゥー」という言葉をご存じでしょうか?
デジタルタトゥーとは、Digital(デジタル)とTatoo(刺青、タトゥー)の2つの単語を組み合わせた造語で、
デジタル情報(文字や画像、動画など)がSNSやブログ、検索エンジンを含むインターネット全般に公開され、
"将来の自分にとって不利益な情報が残り続けてしまうこと"です。
何気なくアップしたTwitter(X)や、Instagram、個人ブログに、
もし他の患者様の情報や、スタッフの個人情報が載っていたら...
気付いた時に、削除したとしても、
一度ネットにアップされた情報は、一瞬で拡散され、
完全に消去することは不可能だと言われています。
例1)撮影した動画に他のお子様の母子手帳が映っていた
例2)撮影した画像に他の子どもが映っていたのでスタンプを押したが、近くのガラスに映りこんでいた残像は気付かなくて消していなかった
例3)クリニックにて我が子の動画を撮影している時に、他の患者様のお名前を呼ぶ声が入っていた
例4)クリニックで撮影した動画にスタッフの会話が録音されていた
例5)診察室にて撮影した画像や動画に、PC画面が映っていた
などなど、あげだしたらキリがありませんが、
どの事例も、肖像権(プライバシー権)や、法令違反に問われる可能性が非常に高い行為になります。
特に、診察室のPC画面に映し出された情報は「個人情報の塊」です。
患者様が診察室でスマホで動画を撮ろうとしたとき、実はスタッフ一同警戒しています。
なぜなら、そこには、守るべき患者様やスタッフの個人情報があるからです。
もし、あなたの大切なお子様やあなた自身の
お名前、生年月日、病歴、症状などなどが、
他の誰かの手によって、ネットに公開されてしまったらどうでしょうか?
当クリニックで、これは患者様や職員のプライバシーを侵害する行為であると判断した場合、
院長、スタッフからお声掛けさせて頂く場合もございます。
また、撮影者や映像等の公開者が法令違反に問われた場合でも、当クリニックでは、一切の責任を負いかねます。
どこでも手軽に撮影できるようになった時代だからこそ、
今一度、個人情報についての取り扱いを強化していかなくてはならないと思っております。
特に医療機関は、そういった倫理観が強く問われる場所です。
「我が子の姿を撮影し、成長を残したい気持ち」子を持つ親として、とてもよく分かります。
しかし、患者様が安心してお過ごしただける環境を整えるのも、クリニックの果たす義務であると考えています。
なぜクリニックで動画撮影や録音をしてはいけないのか?
今一度、提示させて頂きますので、皆様のご理解とご協力、どうぞ宜しくお願い致します。
豊中市少路駅の小児科
PASSOクリニック(パッソクリニック)
お知らせ | 2023.09.20