💉シナジス接種始まります 2023年シーズン🌺
豊中市の小児科パッソクリニックでは、
RSウイルス感染の重症化を予防する『シナジス投与』を行っています。
【本年度のシナジス外来】
当院は6月からスタート予定となっております。
※RSウイルスの流行状況によって、スタート時期は前後します。
早産児や生まれつき心臓に疾患があるなど、RSウイルスの重症化リスクが高い乳児のために、
通常は大学病院や総合病院で紹介され、毎月1回の接種がスタートします。
毎月、シナジス注射のために、遠くの病院まで足を延ばさないといけない💦
赤ちゃん連れの病院受診は大変な重労働ですよね👶
これを解消するために、当院では『NICUフォローアップ』や『シナジス接種』を行っています。
初回の投与は大学病院や総合病院で、途中から当院というご希望もお受けいたします。
シナジスを摂取する際に、他の予防接種も一緒に行えるようにも調整しておりますので、ぜひご相談ください。
⭐ご予約は簡単WEB予約からが便利です→WEB予約→シナジス
RSウイルスとは
RSウイルスは、いわゆる「かぜ」の原因となるウイルスのひとつで、1歳までに半数以上、2歳までにほぼ全員が感染するといわれています1)。
大人が感染した場合には、鼻かぜ程度で済むことが多いのですが、小さな子どもが感染すると重症化することがあります2)。
- いわゆる「かぜ」の原因となるウイルスのひとつ
- 1歳までに半数以上、2歳までにほぼ全員が感染する1)
- 乳幼児が感染すると重症化することがある2)
- 1)Glezen WP, et al. Am J Dis Child. 1986; 140(6): 543-546.
- 2)Rossi GA, et al. Eur Respir J. 2015; 45(3): 774-789.
シナジスの特徴
シナジスは、体内でRSウイルスに結びつく抗体です。
シナジスを注射しておくと、RSウイルスがからだに侵入してきたときにシナジスと結びついて、体内での増殖を抑えられます。
このはたらきによって重症化の抑制が期待されます。
シナジスの効果
シナジスは、RSウイルス感染による呼吸器感染症の重症化を抑制するための薬です。
そのため、注射をしていても完全にRSウイルス感染症を予防することはできません。
しかし、シナジスを注射しておけば、たとえRSウイルス感染症にかかったとしても重症化を防ぐことが期待できまシナジス投与対象の赤ちゃんやお子さん
シナジス投与対象の赤ちゃんやお子さん
シナジスは、次のような赤ちゃんやお子さんのRSウイルス感染による重篤な下気道疾患の発症を抑制するお薬です。
RSウイルス感染流行初期に
- 在胎期間28週以下の早産で、12ヵ月齢以下の新生児および乳児
- 在胎期間29週~35週の早産で、6ヵ月齢以下の新生児および乳児
②慢性肺疾患※をもつ赤ちゃんやお子さん
過去6ヵ月以内に気管支肺異形成症(きかんしはいいけいせいしょう)の治療を受けたことがあり、RSウイルス感染流行初期に24ヵ月齢以下の新生児、乳児および幼児
-
※慢性肺疾患は気管支肺異形成症ともいいます。
③先天性心疾患をもつ赤ちゃんやお子さん
RSウイルス感染流行初期に24ヵ月齢以下の血行動態(心臓や血流)に異常のある先天性心疾患(CHD)の新生児、乳児および幼児
④免疫不全を伴う赤ちゃんやお子さん
RSウイルス感染流行初期に24ヵ月齢以下の免疫不全を伴う新生児、乳児および幼児
⑤ダウン症候群の赤ちゃんやお子さん
RSウイルス感染流行初期に24ヵ月齢以下のダウン症候群の新生児、乳児および幼児
※参考サイト:(https://www.synagis.jp/)
お知らせ | 2023.05.24