インフルエンザワクチン Q&A

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インフルエンザワクチン Q&A

2023年、まだ9月ですが、インフルエンザが既に流行しています●~*

 

インフルエンザワクチンは生後6か月から接種出来ますが、

「打った方が良いの?」「赤ちゃんなのに大丈夫なの?」「本当に必要なの?」

など、初めてのインフルエンザ予防接種の場合、分からない事も多いかもしれませんね。

 

よく聞かれる質問事項をQ&Aにまとめましたので、参考になりましたら幸いです。

 

⭐赤ちゃんのインフルエンザ、予防接種は必要?

インフルエンザの予防接種は、法律に基づいて市町村が行う定期接種と違って、希望する人が各自で受ける任意接種(自費)です。

赤ちゃんはインフルエンザにかかると、体力のある大人に比べて重症化しやすいという特徴があります。

赤ちゃんは成人よりも抗体ができにくいため、予防接種を受けていてもインフルエンザにかかる可能性はありますが、

予防接種を受けることによってインフルエンザが「重症化するリスクを下げる」効果が期待できます。

重症化による脳炎や肺炎などの合併症を避けるという意味からも、特に保育園などの集団生活に入る場合や、

学校などに通う兄弟からインフルエンザをもらう可能性がある場合、

さらに外出が増えてくる1歳以降には予防接種を受けることを検討してもいいかもしれません。

 

重症の場合には、肺炎や脳炎になり、場合によっては命を落とす危険性のある疾患です。

小さなこどもたちに関しては、急激に悪化する急性脳症が増加することが明らかになっています。
毎年50-200人のインフルエンザ脳症が報告されていて、その約10-30%が亡くなっています。

予防接種で『予防することが大切』な疾患の一つです。

 

⭐赤ちゃんのインフルエンザの予防接種、いつから受けていい?

インフルエンザの予防接種を受けられるようになるのは、生後6ケ月からです。

一般的には外出が増える生後1年から接種するケースが多いですが、集団生活に入る場合や年上の兄弟がいる場合には、生後6ケ月をすぎたら早めに接種してもいいでしょう。

もちろん、生後6ケ月未満でインフルエンザの流行期を迎えてしまうこともあります。

こうした場合には一緒に暮らす家族がインフルエンザにかからないように予防接種を受けるなど、家族がかからないようにする配慮が重要になってきます。

 

⭐予防接種の時期はいつ? 回数や間隔は?

赤ちゃんは大人と違って免疫機能が未熟なため、1回の予防接種では抗体ができにくいといわれています。

このため、赤ちゃんはインフルエンザの予防接種を2回受けることになっています。

2回目の予防接種は、1回目から2~4週間の間をあけて接種します。

免疫ができるのは、2回目を接種して2週間程度経過してからなので、流行前には2回目の接種まで終わるようにスケジュールを立てましょう。

 

⭐風邪をひいたけど、予定通り接種できますか?

体調が良い時に打つのがベストと考えます。熱がある時、解熱して1週間は打てません。

判断に迷われる場合は、診察時に判断させていただきますので、受付へお電話の上、ご来院ください。

 

⭐副反応が心配です

赤ちゃんによく見られるのは次のような症状です。

・接種した箇所が赤く腫れる

・37.5度以上の発熱

・軽い風邪のような症状

 

上記のような症状は、時間の経過にしたがって治まってくるようであれば特に心配なものではありません。

腫れがある場合には冷たいタオルなどで冷やす、発熱や風邪のような症状が見られるときには、水分をしっかりとって安静に過ごすようにすると良いでしょう。

ただし、赤く腫れた箇所が大きく広がった場合や、数日たっても高熱が続く場合にはすぐにお電話にてご相談ください。

  

ごくまれですが、以下のような重い副作用(副反応)の症状が出ることもあります。

・冷や汗、けいれん、血圧の低下

・嘔吐や唇のはれ、じんましん

・意識の低下など

上記のような重篤な症状は、予防接種をした直後に生じるケースがほとんどです。

 

⭐インフルエンザウイルスにすでに罹ってしまったが、ワクチンは打った方がいいの?

イフルエンザはA型とB型の2種類があり、さらにA型インフルエンザ(H1、H3)など株が分かれます。

つまり、A型に2回、B型に2回かかる、など、組み合わせによっては何度もかかることがあるのです。

もし、1回インフルエンザにかかったとしても、元気になったら予防接種を行い、「他の型への感染を予防」をするのが望ましいと考えます。

 

⭐やっぱり予防接種を打つのが心配。話を聞きたい場合は?

質問や疑問がある場合は、外来受診時にご相談ください。

  

インフルエンザの予防接種を受けることで、万一かかってしまったときの重症化のリスクを下げることができると言われています。

他の予防接種との兼ね合いや、兄妹がいるなど、感染しやすい環境かどうか、

副作用(副反応)のリスクはどのくらいあるかなどとも考えあわせて、

ご心配な点がありましたら、まずは外来受診時にご相談くださいね。

よくあるご質問 | 2023.09.14

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