子育ての大変さ 「マズローの欲求5段階説」から考えてみる

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子育ての大変さ 「マズローの欲求5段階説」から考えてみる

こんにちは。子育て中のお母さん、お疲れ様です!

今日は、子育て中のお母さんの、言葉に言い表せない、その気持ちについて考えてみたいと思います。

 

家事は家族が家で暮らしていく限り、終わりが無い

でも、「ここまで」って決めたら、なんとかなるもんです。

(例えば、今日は洗濯や~めた!明日、やろう!でも大丈夫ですよね。)

 

では、子育てはどうでしょうか?

目の前の赤ちゃん、子どもは、「明日にして」と言っても、待ってくれません。

お母さんは、24時間子供からの欲求に応える日々。

正直、自分の時間がほとんどありません。

心の底からほっとできる時間は、

すやすやと眠っている可愛い寝顔を見ている時だけじゃないでしょうか?

 

子育てをしていると、どうしようもなく孤独に感じる時があるかもしれません。

社会から取り残された感

話し相手がいない

ゆっくり食事もできない

ゆっくりトイレにもいけない

ゆっくりお風呂に入れない

ゆっくり眠れない

 

男性でも、一生懸命働いて、終電ギリギリで夜遅くまで残業、休日出勤。

「俺だって自分の時間なんて全然ない!」

そんなお父さんも多いかもしれませんね。

 

でも、お母さん達が感じている孤独。

ただ、時間が無いだけが問題ではないんです。

 

例えば、今日は「午後早い時間から仕事が入っているから、ランチを食べなかった」お父さん。

これと

今日のお昼はパスタ!家事子育ての合間に準備。

食べようとしたその時、子どもがぐずりだして、

やっとの思いで寝かしつけ、気づいた時には作ったパスタは伸びきっていてとても食べれない状態...

同じ「食べれなかった」でも、

自分で決めた「今日は食べない」と、子どもの相手をして「今日も食べれなかった」お母さん。

同じ「食べれなかった」

結果は同じでも、全然違う。

 

「明日は早く仕事に行かないと!」と、睡眠時間が少ないお父さん。

「今日こそは寝てくれますように」と思いながら寝ても、夜中の3時に夜泣きで起こされるお母さん。

「トータル睡眠時間は同じ」だったとしても、全然違う。

  

評価されない名もなき家事。

思い通りにならない育児。

自分がやりたかった事が出来ないイライラ、焦燥感、無力感。

 

ママたちは、身体だけじゃなくて、精神的にも疲れやすい環境なのです。

 

働いていれば、忙しくても、以下の事が得られます。

仕事をやり遂げて、得られる「達成感」。

残業・休日出勤をして得られる「賃金」。

お客様や同僚、上司から言われる「感謝の言葉」。

目に見える仕事の「成果・成績」。

 

一方、子育て中のお母さんは

『子育てに追われて、私何もできていないんじゃないか?』

と無力感や焦りを感じることもあるかもしれません。

  

 

ところでみなさん、「マズローの欲求5段階説」ってしってますか?

心理学者アブラハム・マズローが

人間には5段階の「欲求」があり、1つ下の欲求が満たされると、次の欲求を満たそうとする基本的な心理的行動を表しています。

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第1段階:生理的欲求

生きていくために必要な、基本的・本能的な欲求を指します。

「食欲」「排泄欲」「睡眠欲」などが当てはまり、

これらが満たされなければ生命の維持が不可能です。

人間がこの欲求階層にとどまる状況は一般的ではありません。

 

第2段階:安全欲求

安心・安全な暮らしへの欲求を指します。

1段階目の「生理的欲求」はクリアしているので、とりあえず生きられているんだけれども、

「安全に生きたい」「安心したい」という欲求が2段階目です。

最低限の暮らしを確保したいという欲求だと考えるとわかりやすいかもしれません。

この次元が満たされていないと、3段階目以降の精神的欲求は生まれません

 

第3段階:社会的欲求

会社や友人、家庭から受け入れられたい欲求を指します。

この欲求が満たされないと、孤独感を抱きやすくなります。

また、この欲求が満たされない状態が続くと孤独感や社会的不安を感じやすくなり、時には鬱状態に陥るケースもあります。

 

第4段階:承認欲求(尊重欲求)

他者から尊敬されたい、認められたいと願う欲求を指します。

名声や地位を求める「出世欲」もこの欲求の1つに当てはまります。

これが満たされないと、劣等感とか無力感を持ちやすくなります。

 

第5段階:自己実現欲求

「他人から評価されたい」という4段階目の承認欲求を越えて、

他人どうこうよりも、自分の人生観・世界観に基づいて、

「あるべき自分」になりたいと願う欲求が、「自己実現欲求」です。

 

  

そして、お気づきでしょうか?!

子育て中のお母さんのお母さんが

「第1段階」の「生理的欲求」さえも、満足に満たされていない事に!!!

 

では、お母さん目線に置き換えてみましょう。

1:生理的欲求 

時には一人で、ゆっくりご飯を食べたい!

朝まで起こされずに、しっかり寝たい!

「ママ~!」とドア前で泣くわが子に急かされずに、

自分のタイミングで、トイレに行きたい!

 

2:安全欲求 

子どもが安全に暮らせる綺麗なお部屋にしたい。

安心して子育てしていける、経済的安定がほしい!

 

3:社会的欲求

子ども・夫・パートナーと仲良く幸せな家庭を築きたい!

同じ悩みを共有できる友人・ママ友が欲しい。

 

4:承認欲求 

家事・育児を頑張っている自分を認めてほしい!

「頑張ってるね、いつもありがとう」って言って欲しい!

  

5:自己実現欲求 

ママでも妻でもない1人の女性として、

「やならくてはいけないこと」ではなく、

「自分のやりたいこと」を実現させたい!

  

どうですか?みなさん、どんな欲求段階でしたか?

 

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助産師相談 | 2021.02.01

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